私たち訪問介護ひかりが行っている、利用者様への毎日の健康管理についてお伝えいたします。
1.訪問介護ひかりの健康管理
私たち訪問介護ひかりでは、毎日の健康管理として利用者様の血圧・体温・動脈血酸素飽和度の値を測定しています。血圧・体温は馴染みのある単語だと思いますが、「動脈血酸素飽和度とは?」と疑問に感じた方も多いはず。
そこで今回は、私たちが利用者様に対して毎日測定している血圧・体温そして動脈血酸素飽和度について簡単に解説し、それがどう健康管理に結びつくのかまで、ご説明したいと思います。
2.健康管理に使用している道具
血圧・体温・動脈血酸素飽和度を測定する際に、以下の3点を使用しています。
それでは、それぞれの用途と数値によりわかることを見ていきましょう。
血圧計
「血圧」を測定する道具です。
そもそも「血圧」とは、心臓から送り出される血液の流れが内側から血管を押す圧力のことで、心臓が収縮する時の血圧(最高血圧)、心臓が拡張する時の血圧(最低血圧)の2つの数値で示されます。
ご家庭で測定する血圧を「家庭血圧」と呼びますが、一般的に、家庭血圧の正常値は、最高血圧が135mmHg未満、最低血圧が85mmHg未満です。
そして、上記の数値よりも高い血圧を「高血圧」・低い血圧を「低血圧」と呼びます。高血圧の場合、その状態を放置し続けると脳血管障害、心臓病、腎臓病、動脈硬化などを引き起こす原因となり、低血圧の場合だと、めまい、頭痛、耳鳴り、肩こり、倦怠感、不眠等の症状を引き起こす原因となります。
こういった症状を早期発見するためにも、毎日の血圧測定はとても重要なのです。
体温計
「体温」を測定する道具です。
多くの場合、平熱(36.0~36.5°C)よりも高い値の時に何かしらの病気を疑いますが、むしろ低い値を測定した時の方が重大・急性的な病気につながる場合があります。例えば、心筋梗塞や心停止、低体温からくる呼吸苦などです。
高熱ではないからといって、油断するのは危険です。
パルスオキシメーター
「動脈血酸素飽和度」を測定する道具です。
初めて耳にする方も多いと思います「動脈血酸素飽和度」とは、血液中(動脈)に含まれるヘモグロビンの何 %が酸素を運んでいるかを示したものです。正常値は96 %以上で、95 %未満は呼吸不全の疑いがあり、90 %未満は在宅酸素療法の適用となります。
また、値があまりに低いと、皮膚や粘膜が青紫色になるチアノーゼが現れることがあります。チアノーゼ出現は低酸素状態を示しているため、迅速に医師に連絡して指示を仰ぐ必要があります。
そういった場合や、そうならない為にも「動脈血酸素飽和度」の測定は欠かせないのです。
3.まとめ
毎日の健康管理は、病気の早期発見・早期治療・予防につながります。
今回ご説明した健康管理に使用している道具は、事業所によっては全てご利用者様に揃えてもらうところもありますが、訪問介護ひかりでは全職員常備して訪問しております。
※使用時は毎回アルコール消毒を行っています
他にも聞きたいことや、気になることがございましたらお気軽にご相談、お問い合わせください!